むかしの暮らしと道具展

かつての日常に当たり前に存在した「道具」たち。
それらが語る、激動の昭和を振り返ってみませんか?
水俣市立水俣病資料館では、昭和20年代から40年代に焦点を当てた企画展「むかしの暮らしと道具展」が開催されています。
展示室に並ぶのは、氷で冷やす冷蔵庫や重厚な黒電話、当時の憧れだった白黒テレビ、そして毎日の食卓を支えた羽釜やそろばん。
今の世代には新鮮な驚きを、当時の世代には懐かしく温かな記憶を呼び起こす品々です。
しかし、本展は単なる懐古趣味に留まるものではありません。
この時代は水俣病が発生・拡大し、人々が苦難の中で権利を求めて活動を始めた、歴史的に極めて重要な時期でもあります。
道具を通じて当時の「生きた暮らし」を知ることは、歴史を単なる知識ではなく、血の通った物語として捉える第一歩です。
語り部の方々がどのような風景の中で過ごし、どのような日常を守ろうとしたのか。
当時の人々の息遣いを感じながら、水俣病への理解を深めるきっかけにしてみませんか。