遠山昇司展 収蔵庫の鳥たち

「赤崎水曜日郵便局」など、記憶に残るアートプロジェクトを手掛けてきた八代市出身の映画監督・遠山昇司。
彼が美術館という空間を舞台に、新たな物語を紡ぎ出す個展「収蔵庫の鳥たち」が開催されます。
本展のキーワードは「鳥」。
遠山監督は、美術館に眠る収蔵品や自身の過去作を、カメラのファインダーを覗くように「鳥(トリ)ミング」し、インスタレーションとして再構成します。
シベリア抑留画家・宮崎静夫の作品と向き合った新作「鶴をひらく」や、博物館の鳥類剥製を用いたタイトル作。
さらに、小国高校の生徒たちと共同制作した映像「しろい息」では、若者たちの等身大の「生」が、三好達治の詩とともに鮮烈に映し出されます。
豪雨災害や戦争の記憶、そして未来への継承。
静謐な空間の中で、過去と現在が交錯する遠山ワールド。
私たちが忘れてはならない「大切な何か」を見つけに、ぜひ会場へ足をお運びください。