二つの「くまもと城」―豊臣の衝撃、戦国肥後の終焉―

知られざる「もうひとつの熊本城」が、いま明かされる。
2026年10月3日(土)から12月6日(日)まで、熊本市立熊本博物館2階・特別展示室にて、秋季企画展『二つの「くまもと城」―豊臣の衝撃、戦国肥後の終焉―』が開催されます。
熊本城といえば加藤清正のイメージが強いですよね。
でも実は、清正による築城は場所を違えて二度行われていたんです。
本展では、現在の熊本城の前身でありながら歴史の陰に隠れてきた「隈本古城」(現・県立第一高校一帯)にスポットを当てます。
九州平定を経て豊臣政権下に組み込まれた肥後に、それまでの「土の城」とはまったく異なる、石垣と瓦を備えた先進的な城が突如として出現した―その衝撃を、発掘調査の成果と精密なジオラマ模型で体感できます。
注目は三つのキーアイテム。
中世の物流を物語る貿易陶磁器、近世築城の幕開けを告げる瓦・石垣、そして権威の象徴である金箔瓦。
国指定重要文化財を含む出土品も並びます。
関連イベントも充実していて、模型作家・島充さんによる講演(10月18日)、学芸員が案内する現地探訪「隈本古城探訪」(11月28日)、天草戦国ミュージアムを巡るバスツアー(11月29日)、そして専門家を招いたシンポジウム「城が語る豊臣の時代」(11月7日)も開催予定です(各イベントは事前申込制・先着順)。
戦国から近世へ、肥後の激動期を丸ごと体感しに出かけてみませんか?