熊本地震から10年 仏像 国宝×肥後仏

この地に息づく、みほとけたちと向き合う時間。
熊本県立美術館では、2026年10月9日(金)から11月29日(日)まで、特別展「熊本地震から10年 仏像 国宝×肥後仏」を本館第1展示室で開催します。
今年、開館50周年を迎えた熊本県立美術館。
1976年の開館以来、県内各地の寺社に伝わる仏像の調査を長年にわたって積み重ねてきました。
今回の展覧会は、その調査研究の成果をもとに厳選された仏像彫刻の名品が一堂に会する、記念碑的な展覧会です。
見どころのひとつは、当館として初めての特別公開となる国宝・京都「大報恩寺」蔵の肥後定慶作「木造准胝観音菩薩立像」(鎌倉時代、貞応3年〔1224〕)。
中世の肥後と深い関係をもつ仏師の手によるこの像が、熊本に里帰りするのは大変貴重な機会です。
そのほか、国指定重要文化財・永青文庫蔵の「石造菩薩半跏像」(中国・北魏、6世紀)、熊本県指定文化財・康平寺蔵の「木造地蔵菩薩立像」(前期のみ展示)、湯前町・明導寺蔵の重要文化財「木造阿弥陀坐像及び両脇侍立像」など、熊本ゆかりの名品が並びます。
平成28年の熊本地震から10年。
たび重なる災害をくぐり抜け、地域の人々に守られてきた仏像たちの姿から、歴史の深みと、文化財を未来へ引き継ぐことの大切さを感じてみませんか。